嵯峨美術大学　イラストレーション領域の2回生が工場見学に来られました。

授業課題の一環で、学生が制作されたイラストデータを、面付、刷版し、2種類の紙に片面4色の印刷をしてポストカードを作りました。

制作中に見ていたPCモニターやタブレットの色味と、印刷機を使い紙にインクで印刷する色味の違いや、印刷する紙によっても仕上がりの雰囲気が違うことを見比べてもらいました。

学生が工場見学にこられる3週間前に、社長の江戸と、嵯峨美術大学卒業生の社員が『印刷』を学習してもらうための出張授業をしてきました。

共同印刷工業には、美術大学・芸術大学を卒業してからデザイナーとして就職したスタッフが2名います。お二人には学生時代のこと、社会人になってからのこと、共同印刷工業に入社してからのことをざっくばらんに話してもらいました。また、現役の学生達に作品を発表する際に注意すべきこと、学生時代に教わったことはどんなことで、それが今何に役立っているのかを話してもらいました。

今回の工場見学で、制作活動のアウトプットの方法の一つに、印刷表現があることを知ってもらい、表現の幅を少しでも広げてもらえることを願っています。

2025.10.24